万葉の昔より葛は秋の七草としてその紫色の花で賞でられている。その葛は別名をかずら、くずつる、こまめづるとも呼ばれ古くよりその根は葛根湯として漢方薬に用いられております。
それらとともにこの吉野葛は、吉野葛城連山の山野に自生する葛根を11月〜3月頃の冬期に堀り、精製し清流にて寒晒(かんざらし)、寒風にて自然乾燥したもので、白度、風味、滋養に富む純良最高澱粉です。古くは伝説として平安朝の時代より愛用され又吉野奥山大峰の霊地に修行する山伏(やまぶし)、行者の人々が俗界を離れ自給自足のため自ら掘り晒(さら)し造ったとも言われ、徳川時代より天災、飢饉(ききん)の保存食として、精進料理等に用いられました。
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